ラグビーは上流階級のスポーツ

上流階級のみのスポーツだから、ワールドスポーツになれないのだろう。

ティア1(階層1)の10カ国、北半球の強豪6カ国(イングランドスコットランドウェールズアイルランド、フランス、イタリア)と、南半球の強豪4カ国(オーストラリア、ニュージーランド南アフリカ、アルゼンチン)。この国同士で対戦することが多いから、強化もできれば、ランキングも維持できる。ところが、ティア1は日本が所属するティア2以下の国とほとんど試合をやらない。やる必要など感じてない。もしかしたら、ティア2以下の国に対して「ラグビーをさせてやっている」くらいの気持ちなのだろう。

ティア1自体、「なんとなく」決まったもの。白人の上流階級たちだから、そうなるのも当然なのだろうね。

だから、大衆に開けたスポーツにならない。

ちょっと酷いなって思う。

 

五輪もそうだった。陸上競技は紳士のスポーツだから、お金に余裕がある人たちだけでやっていた。お金の無い人でスポーツが出来る人はスポーツで金を稼ぐしかない。そんなスポーツはあまりないです。

ようするにかつてのアマチュア規定っていうのは「貧乏人を紳士のスポーツから排除するための金持ちの理屈」だった訳です。

五輪は1984年のロス五輪で商業化して、プロ参加できるようになったけど、ラグビーはまだまだ、80年代以前の状況と変わらない。商業拡大をはかって、多くの人が参加できるようになったけど、ティア1に象徴されるように、まだまだ、「差別」のスポーツ言えるでしょう。